木村 智映 「好きなプログラム、メソッドvol.1」 その2
ピラティスエクササイズを通して、必ずと言っていいほど指示のある「ニュートラルポジション」
「ニュートラル」とは、
・脊柱の生理的湾曲
→体幹部の前面・後面の筋張力が等しい状態。
・骨盤のニュートラルポジション
→骨盤の前傾・後傾の中間位であり、腰椎の前湾(生理的湾曲)がある。
・肩甲帯のニュートラルポジション
→肩周辺の内層筋・外層筋の張力がバランスよく保たれている位置。
「俺が考えた原則を守りつつ、ニュートラルポジションを徹底しながら動け!
そうすればニュートラルな姿勢を獲得する事が出来るんだゾ!」
さすがドイツ人、といったところでしょうか。(褒め言葉です)
皆さんご存知メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMWなど、ドイツは自動車メーカーも一流揃い。
彼らの車作りの特徴は、一つ一つが重厚に出来ていて、走行はパワフルな設定。
(地理的に、長距離を高速巡行する事が多い為。)
ドイツ車
「どうだ!運転してる感満載だろ!」
日本車
「まるで運転してないような~そのくらい軽い感覚はいかがでしょうか~」
(どちらも褒めてます。)
また話が逸れましたが、あくまで私のイメージなので根拠はありませんが、
ドイツ人は構造的なメリハリにとても強く、
物事を白黒ハッキリ分析するのが得意なように感じています。
よくピラティスとヨガが並列になっていたり、その違いが説明されているのを見ますよね。
ピラティス---ヨガ
胸式呼吸---腹式呼吸
起源はリハビリ---起源は修行
確かに細かい違いを並べればそうなのですが、
「健康になってやるゾォォォ!」
ヨガ
「欲望や執着からの解放(-人-)...」
世界観そのものが真逆な関係にあるのではないかと、私は思います。
ピラティスに取り組むということは、
いい意味で、これほどに"熱い想い"と"強い意思"によって作られたもの
だと言うことを理解するべきでしょう。
Pilatesさん同様に
「自分の身体を自身の意思でコントロールするゾ!」という根底を忘れずにいれば、
ピラティスメソッド、
その効果を最大限に享受する事が出来るのではないでしょうか。
(ピラティスのデメリットですが...Pilatesさんから怒られそうなので、また今度にします(笑))