井上 雄 「トレーナーとは?」その1
フィットネスやスポーツ業界などで耳にするトレーナーとは?
どのような仕事を行い、どのような立ち位置でいるのでしょうか?
改めてトレーナーというものを掘り下げていこうと思っています。
トレーナーって聞くと、アスリートなどのスポーツ選手にウェイトトレーニングを指導していたり、フィットネスクラブで会員さんにジムの器具の説明やトレーニング指導をしていたりなどのイメージって強くないでしょうか?
自分がこの世界に入る前は特にそのイメージを強く持っており、ウェイトトレーニングを高重量行う際補助に入り、「いける!いける!まだいける!」っと発破をかけてトレーニングを意地でも完遂させるという完全にスポ根の延長線上のイメージだったので当時を思い返すと恥ずかしく思えます。
ではトレーナーとは?
※トレーナーとは競技選手の健康や体調の管理、技術指導を行ったり、その技術を一般の人にサービスとして提供したりする人物の総称。
※練習の指導者。競技者の肉体的コンディションを整える担当者。
調べてみるとトレーナーはウェイトトレーニングを指導するだけではない事がよく分かり、そして幅広い仕事だということが分かります。
トレーナーと呼ばれる人々のなかにはアスレティックトレーナーやストレングストレーナーと言われているトレーナーが存在します。
上記に書いてあったコンディションを整える担当者とあったように国家資格でもある柔道整復師、マッサージ師、鍼灸師、理学療法士なども充分コンディショニングトレーナー、またはメディカルトレーナーとしてトレーナーのカテゴリーに入るのではないのかなとも思います。
先程も述べたようにトレーナーは幅広い仕事しているだけに活躍する場も変わってきます。
アスレティックトレーナー
スポーツと医療のパイプ役となる存在です。基本的にはケガをしたスポーツ選手の応急措置やリハビリテーション、ケガが起こる前の予防のためのトレーニングなど、スポーツ的な知識だけでなく医療的な知識も要する仕事になります。
ストレングストレーナー
スポーツ選手のパフォーマンス向上のために全体的な筋力、パワー、筋肉の立ち上がり速度、筋持久力などの向上、骨や腱、靭帯の強化、ケガに強い身体づくりなどスポーツ選手のパフォーマンス向上のために必要なさまざまなトレーニングの指導を行うトレーナーを「ストレングストレーナー」または「ストレングスコーチ」と言います。
主に上記2つはフィットネスクラブなどの民間企業はもちろん、スポーツの分野で活躍できるスポーツトレーナーとも言えます。
では、自分が行なっているパーソナルトレーナーとは何なのか?
全米エクササイズ&コンディショニング協会
(National Strength & Conditioning Asocation)
から抜粋しました。
契約したクライアントと1対1(1対複数の場合もある)で、エクササイズ指導を行う職業です。対象となるクライアントは、スポーツ選手だけでなく、健康、体力作りを目的とした一般の人、医療的な問題を抱え、リハビリテーションを目的とした人など多岐に渡ります。そのため、様々な目的に応じたエクササイズプログラムを作成し、指導を行うことができるよう、幅広い知識が必要となります。
民間フィットネスクラブや公共トレーニング施設で指導を行うケースが多いのですが、クライアントが自宅にトレーニングルームを持っている場合は、そこで指導するケースもあります。
比較してみるとパーソナルトレーナーはスポーツトレーナーと比べ一般の方を対象にしている事が多く、身近に依頼しやすいトレーナーでもあり一般の方々にとってのニーズは大きいものではないかと思います。
日本は高齢化が進んでることもあり
健康志向も非常に高くなり病気になりたくないと運動をしている人がいます。
マラソンやゴルフ、テニスなど幅広いスポーツ愛好家の方がいます。
ダイエットや美姿勢に興味を持っている女性も増えています。
そんな方々が、スポーツや運動を始めても、なかなか希望は叶いません。
そんな時、誰に相談すれば良いのか?どこに行けば良いのか?と考えてしまうと思いますが、そんな人達を助ける職業こそがパーソナルトレーナーの役割なのではないでしょうか?