木村 智映 「フィットネスとスポーツ」その1



経済産業省のコラムで、こんな見出しを見つけました。


「スポーツは競技、ゲームから、健康増進へ」


これまで、

スポーツ→競技

フィットネス→健康増進

ざっくりいうとこの様な使い分けがされていたと思います。


スポーツとフィットネスは違うもの。

というのは誰もが知っています。


それでは、世の中的に両者がどの様な立ち位置になっているのかを、そのコラムを参考にしながら読み解いて見たいと思います。


(※読み進めると分かっていただけると思いまが、記事の批判ではありません(笑))





■フィットネスクラブ>ボーリング場?


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スポーツの実施状況等に関する世論調査スポーツ庁)によれば、運動・スポーツを行った最も大きな理由は、「健康のため」となっています。

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記事中で出てくるこの世論調査

スポーツに取り組む人々は健康を第一に求めるようになった。

とのこと。


記事の本題は、

増加傾向にあるフィットネスクラブ利用者数と

減少傾向にあるボーリング場利用者数を

利用者の意識や年齢構成などの視点から考察するというもの。


スポーツに対する意識が

競うもの→健康増進

に変わってきた事で、


ボーリング場より

フィットネスクラブ利用者数が

増加したのでは


というのが記事中の推測。




ふむるむなるほど、



スポーツをして


健康になりたいから


フィットネスクラブに行こう!



ということでしょうか。





ってそれもうスポーツじゃないじゃん???!!!





■これでいいのか?スポーツ。


というツッコミは私の主観です。


では、スポーツというものが誤解されているのでしょうか?


いえ、言葉の解釈は時代とともに変わっていくのです。


経済産業省のこのコラムは、あくまでビジネス視点でのお話。


記事では、続いてこう締めています。

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このあたりが、二大スポーツ施設であるフィットネスクラブとボウリング場の活動指数の対照的な動きの背景にあるのではないかと推測できます。

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いわゆる健康産業としての二大施設について、

その動向を国民の意識の変化に基づいて考察しているだけなのです。


一般的な認識についても、


スポーツもフィットネスも単純に

身体を動かす機会


と捉える風潮でしょうかね。


そこに目くじらを立てて

「スポーツっていうのはねぇ」

などと頑固オヤジの様に定義を語り出すのは

ナンセンスってもんです。


ということで、今回はお終い!!





ともならないのです(笑)


じゃあそれでいいのかと問うならば、否。


本当に健康を目指したいなら、

本当に競技力を上げたいなら、


スポーツはスポーツでなければ

フィットネスはフィットネスでなければ

いけない理由があるのです。


まずは、スポーツの定義から説明していきます。(頑固オヤジ)



・・・次回

            (11/15木曜日)に続きます。